こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「収入」です。
今回は60歳以降の定年後の年収がいくらかということを検証していきます。
原則として60歳までで定年という企業は多いと思われます。
その後は再雇用などで働く場合が多いですが、その後の年収は一般的には下がるといわれています。では60歳以降の年収はどれくらいなのかを検証していきます。
宜しくお願いします。
■60歳以降の平均年収
では本題ですが、60歳以降の平均年収はいくらぐらいになるのでしょうか？
これも様々なデータがありますので、それで集計していきます。
一般的に年収のピークは50代のころといわれていますので、どれだけ下がるのかを比較するために50代からの年収も表示していきます。
◇データその1
データその1です。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～ | 656万円 | 291万円 |
| 55歳～59歳 | 632万円 | 270万円 |
| 60歳～64歳 | 477万円 | 227万円 |
| 65歳～69歳 | 389万円 | 201万円 |
| 70歳以上 | 359万円 | 204万円 |
このようになりました。
女性の場合は200万円そこそこなので大きな変動にはなっていません。
男性の場合は60代前半のころは50代のころの7割強ぐらいの年収となっています。60代後半になってくると約6割ぐらいの年収となっていて、70歳以降は6割を切っています。
◇データその2
データその2です。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～ | 679.3万円 | 320万円 |
| 55歳～59歳 | 686.4万円 | 301.4万円 |
| 60歳～64歳 | 522.3万円 | 254.4万円 |
| 65歳～69歳 | 405.7万円 | 210.7万円 |
| 70歳以上 | 343.3万円 | 204.9万円 |
このようになります。
こちらのデータも女性は大きく下がっているようにはなっていません。
（※もちろんバリバリ働かれている方は違うと思います。パートなどの職業を含むからだと考えられます。）
全体的にはデータその1より収入が多めになっていますが、それでも減る比率はおおよそ同じようになっています。
男性の場合、60代前半でおおよそ75%前後ぐらいの年収になっています。60代後半で約60%ぐらいの年収になり、70歳以降は約50%ぐらいの年朱となっています。
やはり男性の多くは正社員として働いているだけありますので、60歳以降は大きく下がっています。
◇データその3
データその3です。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～ | 656万円 | 319万円 |
| 55歳～59歳 | 668万円 | 311万円 |
| 60歳～64歳 | 521万円 | 257万円 |
| 65歳～69歳 | 421万円 | 208万円 |
| 70歳以上 | 357万円 | 191万円 |
このようになりました。
こちらもおおよそデータその1、その2に近い数値です。
女性の場合は50代のころは300万円台ですが、60代以降は200万円台、そして今回のデータでは70歳以降は200万を切るという数値になっています。
男性の場合は同じく50代は600万円台となっていて、60代前半は80%弱ぐらいの数値になっています。60歳以降は60%強ぐらいの数値になります。
70歳以降は50%強ぐらいとなっています。
◇データその4
データその4です。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～ | 664万円 | 328万円 |
| 55歳～59歳 | 687万円 | 316万円 |
| 60歳～64歳 | 537万円 | 262万円 |
| 65歳～69歳 | 423万円 | 216万円 |
| 70歳以上 | 369万円 | 210万円 |
このようになりました。
データその1、その2、その3とほど同じような結果となっています。
女性の場合はほぼ同じようになっています。
男性もほぼ同じで、こちらは60代前半は50代のころと比べると約80%ぐらいの年収となっています。60代後半になると約60%強ぐらいです。70歳以降は50%強ぐらいです。ほ簿同じ結果となりました。
◇データその5
データその5です。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～54歳 | 629万円 | 269万円 |
| 55歳～59歳 | 595万円 | 251万円 |
| 60歳～64歳 | 479万円 | 217万円 |
| 65歳～69歳 | 387万円 | 201万円 |
| 70歳以上 | 374万円 | 225万円 |
このようになりました。こちらのデータはやや少なめの数値となりました。
女性は200万円台となっていました。
男性は60代前半は50代の75%あたり、60代後半は60%強ぐらい、70歳以降は60%前後ぐらいとなりました。
基本的にはどのデータも同じような数値となりました。
■平均年収データのまとめ
では今までの数値をすべてまとめていきます。
データその1～データその5をまとめた平均結果となります。
以下の通りになります。
| 男性 | 女性 | |
| 50歳～54歳 | 656.86万円 | 305.4万円 |
| 55歳～59歳 | 653.68万円 | 289.88万円 |
| 60歳～64歳 | 507.26万円 | 243.48万円 |
| 65歳～69歳 | 405.14万円 | 207.34万円 |
| 70歳以上 | 355.59万円 | 242.16万円 |
意外なことに女性の場合60代後半よりも70代以上の数値のほうが高くなってしまいましたが、これはあくまでも参考のデータなので、基本的には200万円台ぐらいがで平均データとなりそうです。
| 55歳～59歳 | – | – |
| 60歳～64歳 | 77.64% | 83.99% |
| 65歳～69歳 | 61.97% | 71.52％ |
| 70歳以上 | 51.33% | 83.53% |
こちらは55歳～59歳までの年収を100%とした場合の比率ですが、女性より男性の減る割合が多くなっています。やはり男性の場合は途中で寿退職やパートになったりというケースは少ないのでこのような結果になっていると思われます。
男性の場合まず60歳～64歳で77.64%となっていました。やはりおおよそ4分の3ぐらいの年収になることは覚悟しないといけないということですね。
そして65歳以降になるとまた更に減ってきます。ここまでくると3分の2以下になっています。そして70歳までくるともう2分の1ぐらいになってきます。老後の年収はなかなか厳しいので自分でほかの手段を考えて稼いでいかなくてはならないかもしれません。
女性の場合は60歳～64歳で83.99%ぐらいとなっています。男性ほどではないですが、やはりある程度は減っています。そして65歳～69歳は71.52%となりまた更に減っています。しかし今回の計測では70歳以上は83.53%となりましたが、あくまでも参考程度に考えましょう。基本的には7割8割の年収になると考えておいた方がよいでしょう。
■まとめ
今回は60歳以降の定年後の年収について調査してまいりました。おおよそ予想していた通りではありますが、やはり50代をピークにして、60歳以降は減っているということです。特に男性はその影響を強く受けています。なのでもしまだ還暦まで来てなくてある程度年収が高くても60歳を過ぎると一気に下がる可能性はあり得てくるわけです。
これが年収が高い人ほどその影響を強く受けてしまう印象です。なので会社勤めであれば老後は年収が下がることはある程度覚悟してそれに対応していかなくてはならないということです。
もし自営業であればその点はあまり大きな影響はないのかもしれませんが、ただそれでも自営業だとしても老後体調を崩して今のように働けなくなる可能性はあります。なので先のリスクを考えて対策を立てていくことが大事ですね。
今後60歳以上の労働者の割合は増えていくと考えられます。そうなると現在の年収データもまたある程度変化していく可能性はあると思われます。ただそれが増加に転じるか、減少に転じるかはまだわからないところです。だとしても再起を見据えた行動が大事ですね。
今回は以上になります。ここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。