理想とする普通の生活をするために必要な年収はいくらぐらいかを検証!

こんにちは、noriomiと申します。

 

今回のカテゴリーは「収入」です。

 

世間ではよく普通の生活を望むという言葉が出てきます。

 

結婚するときなどにこの「普通の生活」というのができるかどうかがかなり大きなポイントになってきます。

 

ただこの普通の生活というのが実は意外と難しかったりするとよく言われます。

 

では果たしてこの「普通の生活」をするために必要な年収はどれくらいなのかということを検証していきます。

 

宜しくお願いします。

 

■普通の生活とは

では改めて普通の生活とはどういったものなのでしょうか?

 

あくまでも個人的な考えになるのですが、

家族構成:夫、妻、子供2人

職業:夫・・・会社員 妻・・・専業主婦 子供・・・(幼稚園・小学校・中学校・高校・大学など)

住まい:戸建て住宅

車:2台

その他:食費、水道光熱費などは平均的。その他雑費、交通費、通信費、レジャー費なども平均的と仮定します。

 

あと子供は高校までは公立、大学は私立文系を仮定とします。

 

子供の進路はもちろん人によって違うのですが、一番よくあるケースで考えて、高校まで公立、大学は私立文系という仮定で考えます。

 

一般的に普通の生活というのがこういった内容になるのではないでしょうか?もちろん人によって意見は変わると思いますが、一応これを今回の記事では普通の生活として定義します。

 

■平均的な生活費の内訳

では平均的な生活費というのはどれくらいになるのでしょうか?

分類ごとに分けて考えていきます。

◇住宅費

まず一番大きな出費となる住宅費です。戸建てに住まわれている場合住宅ローンを組んでいるケースが多いと考えられます。

では住宅ローンの1か月あたりの平均支払額はどれくらいになるのでしょうか?

 

 

順位 項目 割合
1位 7万以上9万円未満 37.6%
2位 9万以上11万円未満 24.8%
3位 5万以上7万円未満 15.4%
4位 11万以上13万円未満 10.3%
5位 5万円未満 4.3%

 

こちらはとあるサイトからみた1か月あたりの住宅ローンの返済額です。

なんと1か月あたり7万円~9万円が一番多く次に9万円~11万円が多いという結果になっています。。

もちろんそれ以上の場合もあります。。。。本当はここで詳しく平均を出すべきなのですが、あえてわかりやすい計算にするために、、、、

ここでは1か月10万円という仮定にします。

1か月10万円の返済金額であればおおよそ平均的な住宅がが建てれると考えられます。

 

◇水道光熱費

次に水道光熱費です。これも基本的には毎月払い続けなければならないものです。

ではこの水道光熱費の平均額を見ていきましょう。

 

 

電気代 ガス代 水道代 そのほかの光熱費 水道光熱費
総世帯 8,606円 4,066円 4,291円 976円 1万7,939円
48.0% 22.7% 23.9% 5.4%
単身世帯 5,482円 3,001円 2,248円 651円 1万1,383円
48.2% 26.4% 19.7% 5.7%
2人世帯 9,183円 4,330円 4,344円 1,311円 1万9,168円
47.9% 22.6% 22.7% 6.8%
3人世帯 1万655円 4,930円 5,749円 1,169円 2万2,503円
47.3% 21.9% 25.5% 5.2%
4人世帯 1万1,376円 4,882円 6,465円 754円 2万3,477円
48.5% 20.8% 27.5% 3.2%

こちらはとあるサイトの平均の水道光熱費の表です。総世帯の平均が1万7,939円となっています。

 

ここでも計算がわかりやすくなるために切り上げて1か月あたり、20,000円として仮定します。

 

 

◇食費

次は食費です。この食費も毎月必ずかかってくるものです。

 

では食費の平均を見ていきましょう。

 

 

年収 食費
250万円~300万円未満 ¥56,907
300万円~350万円未満 ¥63,340
350万円~400万円未満 ¥55,111
400万円~450万円未満 ¥59,917
450万円~500万円未満 ¥59,343
500万円~550万円未満 ¥75,315
550万円~600万円未満 ¥67,093
600万円~650万円未満 ¥73,758
650万円~700万円未満 ¥75,876
700万円~750万円未満 ¥80,831
750万円~800万円未満 ¥80,675
800万円~900万円未満 ¥91,859
900万円~1000万円未満 ¥90,279
1000万円~1250万円未満 ¥104,022
1250万円~1500万円未満 ¥107,854
1500万円以上 ¥119,537
平均 ¥78,857

 

こちらの表はとある年収別の平均の食費の額です。

多少ばらつきはあるのですが、基本的には年収が上がるにつれて食費が上がっています。

それぞれの階層を全部平均すると78857円となりました。

ここではあえて切り上げて1か月あたり8万円として計算します。

 

◇通信費

次は通信費です。こちらは携帯電話代金やインターネットの料金、あとは固定電話などです。

出は通信費の平均を見てみましょう。

 

世帯人員 通信費
1人 ¥7,286
2人 ¥10,858
3人 ¥14,037
4人 ¥16,807
5人 ¥17,181
6人以上 ¥19,381

 

こちらもとあるサイトから1か月あたりの通信費を見てみました。これも世帯人員によって変わるのですが、あえて多めに考えると1か月あたり20000円として考えます。

 

◇自動車交通費

次に自動車交通費です。基本的には自動車やその他電車などの交通費です。

自動車を見ていきますが、こちらはとあるサイトに載っていたものです。

普通自動車の1年間の費用です。

・自動車保険代・・・60000円

・駐車代・・・180000円

・法定点検費用・・・15000円

・ガソリン代・・・96000円

・洗車費用・・・12000円

・車検費用・・・50000円

・自動車税・・・36000円

合計449,000円

となりました。これを12か月で割り算すると、、、449000円÷12か月=37416.6666円となりました。つまり1か月あたり3万~4万程係るという計算になります。

 

これが軽自動車になるとどうでしょうか

軽自動車の1年間の費用です。

・自動車保険代・・・47000円

・駐車代・・・180000円

・法定点検費用・・・15000円

・ガソリン代・・・64000円

・洗車費用・・・12000円

・車検費用・・・40000円

・自動車税・・・10800円

合計368,800円

となりました。

となりました。これを12か月で割り算すると、、、368800円÷12か月=30,733円となりました。つまり1か月あたり3万程係るという計算になります。

 

もしこれを普通車1台、軽自動車1台の合計2台自動車を所有していたとしたら、かなり大雑把ですが、1か月あたり70,000円ぐらいに費用が掛かるという計算になります。

 

ここでは1か月あたり70000円の費用が掛かると計算します。

 

◇教育費

なんといってもこの教育費が非常に高いといっていいでしょう。

子供が小さいうちはそこまででもないですが、高校ももし私立高校に行けばいくら高校無償化になったとはいえそれなりに費用が掛かりますし、大学は私立大学の場合だとかなりの額がかかります。

 

例えば私立大学の文系を4年間通う場合にかかる費用ですが、

 

 

自宅 下宿
国公立 516.6万円 814.7万円
私立文系 682.6万円 972.3万円
私立理系 820.4万円 1110.1万円
私立家政・芸術 772.9万円 1062.5万円
私立医歯系 2534.4万円 2951.9万円

 

 

こちらはとあるサイトから引用いたしました。

それぞれの属性で、自宅からと下宿から通った場合に4年間にかかる費用です。

今回ここでは私立文系で自宅からという属性で考えたいと思います。

そうすると682.6万円ということになっています。これを単純計算で4年間の48か月で割り算すると、、、682.6万円÷48か月=14.220833333万円という計算です。

そう考えると1か月14万円ぐらいかかるという計算で定義致します。

更にもしもう1人高校生がいたらという仮定でかんがえると、

 

 

公立 私立
授業料 ¥25,378 ¥230,026
修学旅行・遠足・見学費 ¥35,579 ¥53,999
学校給付金等 ¥55,360 ¥215,999
図書・学用品・実習材料費 ¥41,258 ¥42,675
教科外活動費 ¥40,427 ¥56,224
通学関係 ¥79,432 ¥114,043
その他 ¥3,053 ¥6,085
合計 ¥280,487 ¥719,051

 

こちらもとあるサイトからです。これは1年間に係る高校の費用です。

仮にここでは公立高校という改定で考えると1年間で280,487円、これを12か月で割り算すると、、、280,487円÷12か月=23,373円という計算です。

おおよそ1か月2万円かかるという計算です。

 

そうすると、先ほどの大学1か月あたり14万円+高校1か月あたり2万円=16万円ですが、ここではあえて切り上げて17万円という計算で定義したいと思います。

 

◇その他

まだその他、娯楽やレジャー、日用品、その他雑費などまだまだたくさんあります。更に夫婦それぞれのお小遣いがいくらになるのか等いこともあります。

そして貯蓄する分などまで考えるとまた細かいのでここではかなりざっくりですが、1か月15万円と仮定します。

(※かなりざっくりですいません)

 

 

 

□合計

出は今までの生活費をすべて合計してみます。

 

項目 金額
住宅費 ¥100,000
水道光熱費 ¥20,000
食費 ¥80,000
通信費 ¥20,000
自動車交通費 ¥70,000
教育費 ¥170,000
その他 ¥150,000
合計 ¥610,000

 

これが理想とする生活費のうちわけになります。。。。

今回の計算ではなんと合計61万円となりました。。。。

 

61万円を1か月の手取りだとすると、、、1年間で、61万円×12か月=732万円

これはあくまでも手取りなので、額面だと、、、おおよそですが、1000万円ぐらい、、、となります。。。。

どうでしょう。。。。一般的に考えて年収が1000万円に届く人は結構少ないです。。。全体の約4%ぐらいの方しか届きません。

ただ今回は少しゆとりを見すぎたかもしれませんので、これを90%掛けや80%掛けにしたとしても900万円や800万円となります。

さすがにこれ以上かけ率を下げてしまうと理想の普通の生活とはいいがたくなってくるので、いったんここまでにします。

 

そう考えると、年収1000万円あればほぼほぼ理想の普通の生活ができるということです。

そして900万円ぐらいがほど妥当なぐらいなライン。

800万円だと理想よりややへるがそれでも何とか理想の普通の生活ができるライン

 

ということになります。。。

そう考えると理想の普通の生活をするためには年収800万円ぐらい必要ということです。

 

年収800万円と聞くとこれも人によって基準は様々ではありますが、一般的には上位の方になるのではないでしょうか?

私の主観ではありますが、年収800万円となると、、、、準富裕層ぐらいになってくる印象です。

つまり普通の生活というのは準富裕層ぐらいの生活といってもいいのでしょう。

(※本来は金融資産5000万円以上が準富裕層という定義ですが、ここでは年収においてのざっくりな感覚で述べています。)

 

年収1000万円と聞くと一般的には富裕層の入り口ぐらいな印象です。ただ実際の生活は富裕層らしい生活をしているわけではなく、一般的な理想とする普通の生活をしているといったところです。なので本当の富裕層の生活というのはもっと上の年収でないとできないことがわかります。

ここまでが理想とする普通の生活の年収の検証でした。

 

■まとめ

今回は理想とする普通の生活に必要な年収はいくらぐらいなのかというところでした。

 

結論目安としては年収800万円~1000万円ぐらいに該当するといったところでした。

 

年収が高めとなる50代ぐらいの年代でもこの年収にたどり着ける人の割合は少なめです。それがましてや結婚適齢期とされる20代、30代となるとかなり割合は少なくなります。

普通に会社勤めしていたらこの年収に若いうちからたどり着ける人はかなり少ないでしょう。

それだけ理想の普通の生活を普通にこなすというのはかなり厳しく大変であることがわかりました。

ただ世の中稼ぐ方法は山のようにあふれているといわれます。簡単にあきらめず頑張っていきましょう。

 

今回は以上です。ここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

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