こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「学歴」です。
今回は昔より偏差値が上がってきて成長した大学とはどこかということをテーマにした記事です。
大学の偏差値というのは多少前後することはあっても大きく変化することはほとんどありません。
おおよそ大学の偏差値の難易度序列というものは一度設定されるとおおよそほぼ同じようなところを前後し続けているようです。
例えば私立大学で言えば早慶の次はGMARCHで成成明学獨國武、そして日東駒専などといった序列が出来上がっています。
1つ下の大学群が1つ上の大学群以上の難易度序列にまで急成長するということはほとんどありません。
ただそんな中で以前はあまりパッとしなかったのが近年急成長をしてきた大学があります。
今回は近年急成長して偏差値が上がってきた大学を述べていきます。
宜しくお願いします。
■近年急成長した大学
では早速本題です。近年急成長して偏差値、つまり難易度序列が上がってきた大学をピックアップしていきます。
宜しくお願いします。
◇産業能率大学
1つ目は産業能率大学です。
1942年創立で大学の設立は1979年です。
学部は経営学部と情報マネジメント学部の2学部構成となっています。
一見すると、1979年設立というと大学の歴史の中では決して特別長い方というわけではありません。
更に学部構成も経営学部と情報マネジメント学部の2学部構成なので大学の規模としてはそこまで大きな規模ではありません。
しかし拓玉産大という大学群の1つであり、難易度としてはおおよそ、大東亜帝国~日東駒専の間ぐらいには位置するといわれています。
少し前までは大東亜帝国よりも難易度は下回っていた印象です。
ではなぜここまで成長してきたのでしょうか。
産業能率大学は1979年に経営情報学部のみの単科大学としてスタートしました。
経営情報学部で経営学科と情報学科という1学部2学科構成でした。
その後1989年に産業能率大学は一旦名称を、「産能大学」に変更しました。
その後1996年に東京都世田谷区の自由が丘というところに大学院を設立しました。
そして2000年には経営学部と経営情報学部の2学部構成となりました。
そして2005年には経営学部を自由が丘キャンパスに移行しました。
その後2006年には大学の名称を「産業能率大学」に17年ぶりに戻しました。
そして2007年には経営情報学部を情報マネジメント学部に変更しました。
そして2013年には大学の事務部機能を自由が丘キャンパスへ移行しました。
その後も少しずつ規模を拡大してきています。
ここまでの流れを見てみると、産業能率大学は、2005年に経営学部を自由が丘キャンパスに移行したことが大きく影響しているようです。
自由が丘キャンパスはアクセスも良好で通学しやすいという点もあるので人気が高くなりました。
そのほか税理士、社労士、FPなどの国家資格を取得する人が増えているということもあり、企業からの評価も高まってきているということで人気が上昇してきました。
そのことが影響して偏差値も上昇してきて、今では拓玉産大の1画となったという経緯になります。
◇武蔵野大学
2つ目は武蔵野大学です。
武蔵野大学は創立1927年で、大学設立は1965年になります。
現在では共学の大学ですが、もともとは武蔵野女子大学という女子大学でした。
1965年、武蔵野女子大学設立当初は文学部日本文学科、英米文学科の1学部2学科体制で規模の小さな大学でした。
そこから、1995年に文学部人間関係学科を増設するまで、武蔵野女子大学はずっと1学部2学科体制であったということになります。
このように考えると大学設立から30年間はほとんど変化はなかったということになります。
それから1998年には、現代社会学部を増設、1999年には学科名を変更したり、人間関係学部を増設します。
その後2003年に現在の「武蔵野大学」に名前を変更しました。2004年には男女共学化になりました。
その後、薬学部、看護学部を増設、2008年には現代社会学部から政治経済学部に名称を変更して、
その後、環境学部を増設、グローバルコミュニケーション学部を増設、教育学部を増設、して規模を拡大してきています。
もうこの時点である程度の規模にまで成長してきております。
2012年には東京有明に法人本部を移行しております。2014年位は政治経済学部を経済学部と法学部に分けて、2015年には環境学部を工学部に変更、2016年にはグローバルコミュニケーション学部をグローバル学部に変更、2019年にはデータサイエンス学部、経営学部を増設、2021年には、安トレーナーシップ学部を増設、というように文理様々な学問領域を持つ総合大学にまで成長してきております。
大学設立から30年間はほとんど変化することはありませんでしたが、1990年代後半ぐらいから少しずつ変化をし始めて、2003年に武蔵野大学に名称を変更させて、翌年男女共学化をしてから徐々に流れが変わってきました。
その後学部増設が続き、東京の有明に法人本部を移して、更にまた成長に加速をかけてきております。
現在は大東亜帝国~日東駒専の間ぐらいの難易度の位置にまで成長しております。
武蔵野大学の場合は、男女共学化したこと、学部を増設したこと、法人本部を移転したこと、これが大きなポイントといえるでしょう。
それにより多くの受験生が受験するようになり、知名度もアップしてきたということです。
1965年には文学部のみの単科系の女子大学だったことを考えるとすごい成長ですね。
ここまでが武蔵野大学になります。
◇京都橘大学
3つ目は、京都橘大学です。
1902年創立で、大学設立は1967年となります。
難易度は現在で言えば関西地方で言う、摂神追桃レベルにも引けを取らないぐらいのレベルになってきました。
しかし少し前までは摂神追桃レベルよりは下だった様子です。
1967年開学当初は京都橘女子大学という女子大学でした。文学部(英文学科・国文学科・歴史学科)の1学部3学科構成でした。
その後約30年間はとくに学部学科が増設されることはありませんでした。
1997年に文学部文化財学科が増設されました。
その後2001年に文化政策学部を増設しました。
そして2005年に京都橘女子大学から京都橘大学に名称が変わり、男女共学化されました。そして看護学部も増設されました。
その後2007年に文学部児童教育学科を増設、2008年には文化政策学部の名称を変えて、現代ビジネス学部に変更されました。
2010年に人間発達学部を増設、2012年に健康科学部を増設されて徐々に規模を拡大してきました。
そのご学科が増設されたりして、2017年には国際英語学部を増設、そしてなんと2021年には、工学部を増設しました。女子大から始まった大学に工学部は斬新的です。
それと同時に学部の改組で、経済学部と経営学部を増設させました。
このように、開学から30年間は特に大きな変化はありませんでしたが、1990年代後半頃から少しずつ変化を見せ始めて、2005年には大学の名称を変えて、男女共学化されました。
その後も学部増設が続き、現在の規模にまで拡大しました。
1967年には文学部のみの単科大学で女子大学であったことを考えるとここまでの成長は凄いことです。
武蔵野大学と同様、もともとは女子大学だった大学が男女共学化をして、学部増設をして拡大してきた大学でありますね。
◆大和大学
4つ目は大和大学です。
1984年に創立、2014年位大学が開学されました。
なのでまだ新しい大学なのです。
難易度で言えば、摂神追桃~産近甲龍の間ぐらいに位置してきております。
2014年に開学したときは、教育学部と保健医療学部の2学部構成でした。
その後2016年に政治経済学部を増設、2020年に、理工学部を増設、2021年に社会学部を増設、2023年に情報学部を増設というようにどんどん規模を拡大してきております。
大学の所在地は大阪府吹田市でJR京都線の吹田駅から徒歩でいける位の距離なので交通の便も悪くありません。
東の早慶、西の大和という言葉を掲げて、多くの人々から注目をされております。
さすがに早慶まではまだまだ距離感がありますが、2014年の新設の大学から摂神追桃~産近甲龍レベルまで上がってきたというのは凄いことです。
新設の大学ながら卒業生の就職実績もあり、とても勢いのある大学です。
今後歴史が長くなればなるほどより評価が高くなってくると思われる大学です。
■まとめ
今回は近年偏差値を上げて勢いのある大学を紹介してきました。
・産業能率大学
・武蔵野大学
・京都橘大学
・大和大学
以上の4校でした。
これらの大学において共通点において言えることをまとめてみました。
(※ただし4校とも共通しているというわけではありません)
・交通の便がいい
・女子大学からの共学化
・学部学科の増設
・企業に評価されている
これらが当てはまると思います。
武蔵野大学と京都橘大学はもともと女子大学でその後、共学化をして学部学科を増設させて成長していったという点では共通しています。
産業能率大学と武蔵野大学は立地条件の良い場所に変更してから勢いを出していったという共通点があります。
武蔵野大学、京都橘大学、大和大学においては学部学科の増設に力を入れているという点で共通しています。
企業に評価されているという点は4大学とも共通していると考えられます。
もちろん大学経営もこれで絶対に安泰というものではないので、絶対ということは栄ません、今後これらの大学の歴史がさらに深まれば深まるほどより強化していくのではと考えられます。
更にはこれらの大学以外でもさらに勢いを出してくる大学は出てくるものと考えられます。
今後の動きに注目ですね。
今回は以上になります。
ここまで読んで下さった方がに感謝を申し上げます。ありがとうございました。