こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「学歴」です。
今回のカテゴリーは主要大学群の就職順位を検証してどれくらい就職力に差があるかを調査してみます。
一般的には難関大学であればあるほど就職力が強い印象があります。実際のところそのケースが多いのですが、それがどのくらい差があるのかというところです。
それを「有名企業への就職に強い大学」トップ200校というデータを基準に調査をしていきます。
宜しくお願いします。
Contents
■大学群ごとに就職力を調査
では大学群ごとに就職力を調査していきます。
◇早慶上理
まずは私立最難関大学群とされる早慶上理です。早慶上理の就職順位を見ていきましょう。
早稲田大学 | 第12位 |
慶應義塾大学 | 第4位 |
上智大学 | 第15位 |
東京理科大学 | 第5位 |
平均順位 | 第9.0位 |
こちらの4校の平均順位は9.0位でした。
やはり私立最難関大学ということもあるので、順位はかなり上位になっていますね。
◇GMARCH
次に早慶上理に次ぐ難関大学群であるGMARCHです。
学習院大学 | 第47位 |
明治大学 | 第26位 |
青山学院大学 | 第30位 |
立教大学 | 第35位 |
中央大学 | 第33位 |
法政大学 | 第40位 |
平均順位 | 第35.1666位 |
こちらの6校ですが、やはり上位のほうです。さすがに早慶上理ほどではないですが、どれも早慶上理に次ぐぐらいの順位になっております。やはり難関大学群です。
■成成明学獨國武
次はGMARCHに次ぐ成成明学獨國武です。準難関私立大学群です。
成蹊大学 | 第53位 |
成城大学 | 第85位 |
明治学院大学 | 第93位 |
獨協大学 | 第143位 |
國學院大學 | 第115位 |
武蔵大学 | 第98位 |
平均 | 第97.833位 |
こちらの6校ではこのような結果となりました。
やはり早慶やGMARCHと比較するとある程度差がついております。そして順位も大学によってかなり開きがあります。大学によって差が出やすいところの大学群です。
◇日東駒専
次は日東駒専です。中堅私立大学群です。
日本大学 | 第110位 |
東洋大学 | 第113位 |
駒澤大学 | 第155位 |
専修大学 | 第149位 |
平均 | 第131.75位 |
このようになりました。日東駒専の場合だとすべてで100位以降の順位となりました。やはり早慶やGMARCHと比較すると結構な差が出ていますし、成成明学獨國武と比較しても成成明学獨國武のほうがやや優勢な結果となりました。
◇大東亜帝国
大東亜帝国です。日東駒専の次に来る大学群です。
大東文化大学 | 圏外 |
東海大学 | 第136位 |
亜細亜大学 | 第151位 |
帝京大学 | 圏外 |
国士舘大学 | 圏外 |
平均 | 第143.5位 |
このようになりました。なんと5校中3校が圏外の順位となりました。
該当していた2校だけの平均は第143.5位ですが、もしこれが圏外の正式な順位を考慮すればもっと順位は後ろになっていたことがわかります。
この辺りの大学群から圏外というのが目立ち始めてくるようです。
◇関関同立
今度は関西地方の関関同立です。関西地方の難関私立4大学です。
関西大学 | 第55位 |
関西学院大学 | 第31位 |
同志社大学 | 第18位 |
立命館大学 | 第38位 |
平均 | 第35.5位 |
このようになりました。平均順位はGMARCHとほぼ同等ぐらいと考えてよさそうです。就職パワーはGMARCHと関関同立はかなりいい勝負をしていますね。
この中では同志社大学がやや優勢となっています。さすがは関関同立のトップです。
◇産近甲龍
次は関西地方の中堅私立大学群である産近甲龍です。
京都産業大学 | 第114位 |
近畿大学 | 第100位 |
甲南大学 | 第109位 |
龍谷大学 | 第125位 |
平均 | 第112位 |
このようになりました。関東地方の中堅私大の日東駒専と比較するとこちらの産近甲龍のほうがやや優勢な結果となりました。
◇摂神追桃
次は産近甲龍に次ぐ大学群である摂神追桃です。
摂南大学 | 第172位 |
神戸学院大学 | 圏外 |
追手門学院大学 | 第166位 |
桃山学院大学 | 圏外 |
平均 | 第169位 |
このようになりました。神戸学院大学と桃山学院大学は圏外の順位となりました。
摂神追桃は関東地方で言うと大東亜帝国と同等ぐらいのポジションです。大東亜帝国あたりから圏外の順位も出ているのでやはりこの辺りからランキングに入るかどうかが左右してくるというところでしょう。
◇東京一工
一気に変わって国公立大学です。東京一工です。日本で最難関クラスであり頂点クラスに君臨する国立4大学です。
東京大学 | 圏外 |
京都大学 | 第13位 |
一橋大学 | 第1位 |
東京工業大学 | 第2位 |
平均 | 第5.33位 |
こちらは平均順位が第5.33位です。かなり上位です。意外なのが日本頂点の東京大学が圏外になっていたことです。これは特別なイレギュラーと考えた方がよさそうです。
実際は一けた台ぐらいの上位と考えてよさそうです。
◇地方旧帝大
次は地方旧帝大です。各地域のトップクラスの大学たちです。今回は地方旧帝大と比較対象になりやすい神戸大学も特別で追加しています。
北海道大学 | 第27位 |
東北大学 | 第19位 |
名古屋大学 | 第11位 |
大阪大学 | 第9位 |
九州大学 | 第24位 |
(神戸大学) | 第16位 |
平均 | 第17.66位 |
このようになりました。
全体的にはやはり上位です。かなり就職力も強い大学たちといっていいでしょう。
◇四工大
四工大です。こちらは今までの序列準ではなく、関東地方の有力な4つの工業系の私立大学の大学群です。
芝浦工業大学 | 第22位 |
工学院大学 | 第39位 |
東京都市大学 | 第34位 |
東京電機大学 | 第44位 |
平均 | 第34.75位 |
このようになりました。なんとGMARCHに匹敵するぐらいの順位となっています。この四工大は基本的には全体的に難易度はGMARCHよりも下とされている場合が多いです。確かに一部の大学の学部学科はGMARCHにも引けを取らないのですが、全体的には難易度はGMARCHよりは下となりますが、この就職力は確かにすごいです。GMARCHにも負けていません。もし就職を重視するということであればこの四工大はかなり有力ということがわかりますね。
◇筑横千
次は筑横千です。関東地方では 東京大学、一橋大学、東京工業大学に次ぐ有力な国立大学たちです。
筑波大学 | 第43位 |
横浜国立大学 | 第14位 |
千葉大学 | 第42位 |
平均 | 第33位 |
このようになりました。地方旧帝大に準ずるぐらいにかなり上位になっていますね。
◇金岡千広
次は各地方国立大学の中である程度有力とされている大学たちです。
金沢大学 | 第60位 |
岡山大学 | 第72位 |
千葉大学 | 第42位 |
広島大学 | 第54位 |
平均 | 第57位 |
このようになりました。全体的には筑横千に準ずるぐらいの位置と考えてよさそうです。どちらにせよ就職は上位のほうになっています。
◇5S
中堅国立大学群です。
埼玉大学 | 第67位 |
信州大学 | 第61位 |
静岡大学 | 第45位 |
滋賀大学 | 第58位 |
新潟大学 | 第80位 |
平均 | 第62.2位 |
このようになりました。先ほどの金岡千広とある程度近い距離関係になっています。
◇5山
地方の国立大学群です。
山形大学 | 圏外 |
山梨大学 | 第142位 |
富山大学 | 第112位 |
和歌山大学 | 第64位 |
山口大学 | 第88位 |
平均 | 第101.5位 |
ここにきて、山形大学が圏外となっていました。これは意外でした。ただこれはあくまでの今回のデータの検証に限ってだと思われます。
ただ先ほどの5Sと比較するとある程度差が開いている印象でした。
◇STARS
国立大学の中では比較的難易度が易しめな方の大学群です。ただそれでも国立大学なので、基本的には十分難しいです。
佐賀大学 | 第108位 |
鳥取大学 | 第87位 |
秋田大学 | 第94位 |
琉球大学 | 圏外 |
島根大学 | 圏外 |
平均 | 第96.3位 |
このようになりました。
平均順位は5山より上になっていますが、圏外の順位の大学が2つあるということを考えると実質そこまで大きな差はないと思われます。
ただ少なくとも私立大学で言うと中堅私立大学である、日東駒専や産近甲龍よりは上位に位置していることから中堅私立大学よりは就職は強いということがわかります。
◇電農名繊
電農名繊です。こちらも難易度序列準ではなく、国立の理工系の大学群です。
電気通信大学 | 第7位 |
東京農工大学 | 第25位 |
名古屋工業大学 | 第8位 |
京都工芸繊維大学 | 第17位 |
平均 | 第14.25位 |
このようになりました。なんと就職順位だけを考えれば地方旧帝大にも負けていないぐらいの順位です。これは就職力としてはかなり強いことがわかります。電気通信大学と名古屋工業大学はなんとベスト10以内の順位となっています。かなり就職に強いということがわかりますね。
■まとめ
今回は主要大学群の有名企業400社の実就職率が高い大学ベスト200から大学群ごとに平均順位をピックアップしました。
その結果が以下の通りです。
早慶上理 | 平均順位 9.0位 |
GMARCH | 平均順位 35.16位 |
成成明学獨國武 | 平均順位 97.83位 |
日東駒専 | 平均順位 131.75位 |
大東亜帝国 | 平均順位 143.5位 |
関関同立 | 平均順位 35.5位 |
産近甲龍 | 平均順位 112位 |
摂神追桃 | 平均順位 169位 |
四工大 | 平均順位 34.75位 |
東京一工 | 平均順位 5.33位 |
地方旧帝大 | 平均順位 17.66位 |
筑横千 | 平均順位 33位 |
金岡千広 | 平均順位 57位 |
5S | 平均順位 62.2位 |
5山 | 平均順位 101.5位 |
STARS | 平均順位 96.3位 |
電農名繊 | 平均順位 14.25位 |
このようになりました。基本的には難易度準の大学群としています。
こうしてみてみるとMARCHと成成明学獨國武の差、関関同立と産近甲龍の差、が結構大きいということがわかります。
国立大学では5Sと5山の差があるというところです。この辺りが就職ではある程度の差が開きやすいところということがわかります。
そしてなんといっても理工系の大学群がかなり強いです。
私立大学は四工大、国公立大学は電農名繊です。
難易度と比較してもかなり就職力は上位となっていますのでこれらの大学はかなり就職には有利と考えられるでしょう。
本来はまだまだたくさんの大学群があるのですが、今回は主要の大学群を上げさせていただきました。
やはり全体的には実就職率は大学の難易度におおよそ比例するといってもいい状態でした。
なのでなるべくであればやはり難易度の高い大学を目指すことが望ましいと考えられます。もちろんまだここで上げていない大学の中でも実は就職に強い大学が存在していたりもしますので、一概に言い切れない点はありますが、こうした実就職率を調べることで大学の意外な魅力を発見することができたりもしますね。
今回はこうした調査からどの大学群のラインで差が起きているかということがわかりました。
今回は以上となります。ここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。