こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「学歴」です。
今回のテーマは歴史は長くないが偏差値の高い私立大学とはということです。
大学の評価というのは一般的に偏差値に目が行きやすいのですが、様々な判断基準の中で「歴史」があるかどうかということも大事な要素になっています。
歴史が長ければ長いほど、たくさんの卒業生が社会で活躍しているということになるので歴史が短いよりは長い方が高く評価される傾向にあります。
しかし逆に歴史がそこまで長くなくてもそこそこの偏差値の大学も存在していたりします。
そこで今回は歴史が長くないが人気があって、そこそこ以上の偏差値がある大学を調査していきます。
Contents
■歴史は長くないが人気があって偏差値が高い私立大学
では歴史が長くないが人気があって偏差値が高い私立大学とはというところですが、この偏差値が高い低いの基準は人によって様々です。
多くの場合は偏差値40台、偏差値30台あたりだったりするケースが多いわけです。
なかなか偏差値50以上となる大学は見つかりません。
しかし中には偏差値50以上の大学もあったりします。
そこで今回は私立大学で歴史は長くないが人気があって偏差値50以上の大学を調査していきます。
◇名古屋外国語大学
名古屋外国語大学です。設立は1988年です。
1988年というと昭和時代の末期の頃でもうすぐ平成という時です。
偏差値は47.5~57.5あたりになります。平均すると偏差値52.5あたりです。
所在地は愛知県日進市です。
愛知県日進市は名古屋市東部に隣接しており、近年名古屋市東部周辺あたりは開発が進んでおり人口も増加傾向にある地域になります。
外国語学部、現代国際学部、世界共生学部、世界教養学部の4学部構成で、どれも世界的にグローバルを意識しています。
留学にも力を入れており、多くの学生が留学をしております。そして留学にかかる費用の多くを大学が負担するということでより多くの学生が留学しやすい環境となっております。
名古屋外国語大学は歴史はそこまで長くはないですが、それでも現代の時代に沿った外国語ということに力を入れて、国際性を大事にして力を入れて特に多くの女子学生に人気がある大学となっています。
そして名古屋市東部に隣接する地域で場所としても環境が良く注目されている大学ですね。
◇東北芸術工科大学
東北芸術工科大学です。設立は1992年です。
偏差値は47.5~52.5あたりになります。平均すると偏差値50.0あたりです。
所在地は山形県山形市です。
山形駅から直線距離で3kmあたりの位置ですので極端に市街地から離れているわけではありません。
芸術学部とデザイン工学部の2学部構成になります。
大学名の通り芸術に力を入れている大学となります。美術はもちろんのこと、デザインや映像など芸術に関することに幅広く力を入れています。
東北地方にはもともと芸術系の大学はほとんどない状態でした。
そこで東北地方に芸術系の大学が設立されたので一気に注目を集めていますし、東北芸術工科大学は、芸術系の大学の中では学費が安い方なのです。そのこともあって近年人気が上昇してきております。
東北芸術工科大学は五美大と呼ばれる有力大学に次ぐぐらいに位置しています。芸術大学の中では有力とされて多くの地域からも注目されている大学となります。
◇立命館アジア太平洋大学
立命館アジア太平洋大学です。設立は2000年になります。
偏差値は55.0~57.5あたりになります。平均すると偏差値56.25あたりです。
所在地は大分県別府市です。
学部構成はアジア太平洋学部と国際経営学部の2学部構成です。
キャンパス周辺は山のあたりなのでバスで通学ということが基本になるので、交通の便は良いわけではありませんが、近年様々なことがグローバル化になっているので注目されていて人気が上昇しています。
実際学生や教員の半数あたりは外国籍の方ばかりで、より英語など国際的なことを学ぶことに適している環境とも言えます。
学校法人はあの京都府の名門私立大学である立命館大学と同じ、学校法人立命館と同じです。
実際偏差値が高いのも国際性に力を入れていて多くの方から注目されているというのもありますが、立命館のブランドもある事から設立は2000ですが、偏差値の高い大学といえるでしょう。
◇名古屋学芸大学
名古屋学芸大学です。設立は2002年です。
偏差値は45.0~60.0あたりになります。平均すると偏差値52.5あたりです。
所在地は愛知県日進市です。
先ほど取り上げた名古屋外国語大学のすぐ隣に位置している大学です。
学校法人は中西学園で名古屋外国語大学と同じ学校法人となっています。
管理栄養学部、メディア造形学部、ヒューマンケア学部、看護学部の4学部構成です。
栄養士やデザイナー、クリエイター、保育士、幼稚園教諭、看護師などそれぞれの分野での専門分野の職業で活躍できる学問が集まっています。
名古屋外国語大学と同様、近年名古屋市東部周辺は人気の地域でもあり、最先端を意識した大学とも言えます。
今後も人気が上昇すると思われる大学です。
■歴史は長くないのに何故偏差値が高いのか
ここまで名古屋外国語大学、東北芸術工科大学、立命館大学アジア太平洋大学、名古屋学芸大学の4つの大学を紹介しました。
名古屋外国語大学だけは1988年とギリギリ昭和時代ですが、ほぼ平成時代に近いということもありますし、後の3校はどれも平成時代に出来ているわけです。
実際偏差値の高い大学の多くは昭和時代にあったのはもちろんの事、起源をたどれば大正時代や、明治時代、もっと言えばそれ以前からあったものもあります。
偏差値の高い大学の多くの場合は1950年代までには大学が設立されていたケースが多いです。
それに対して、今回挙げた4大学は歴史こそまだそこまで長くないにもかかわらず偏差値が高めです。
これは何故なのでしょうか?
◇時代に合った学問を研究している
まずこの時代に合った学問を研究しているということです。
名古屋外国語大学、東北芸術工科大学、立命館アジア太平洋大学、名古屋学芸大学であるそれぞれですが、外国語や国際性、あとは芸術など専門的な学問です。
国際性などについては言うまでもなく年々どんどん広がってきています。そのことから多くの学生が国際性に関することを学ぼうとしています。
そして芸術においてもという専門分野を生かして社会で活躍している方もいます。
そういったそれぞれの専門分野が現代の時代のニーズに沿っているということですね。
◇立地条件
次は立地条件です。
それぞれの4大学を見ると、名古屋外国語大学、東北芸術工科大学、名古屋学芸大学の3大学においては立地条件は凄く良すぎるというわけではないのですが、そこまで都心から離れすぎているわけでもないので、それなりにアクセスしやすい場所にあるということですね。
立命館アジア太平洋大学だけは立地という面では決して良いとまでは言えないのかもしれませんが、それだけ先ほどの国際性という専門分野が強く魅力を感じやすいということですね。
◇ブランド力
次にブランド力です。これは立命館アジア太平洋大学と名古屋学芸大に該当してきます。
立命館アジア太平洋大学はもじどおり、京都府にある名門私立大学である立命館大大学の姉妹校です。
立命館大学そのものは歴史が長くブランド力も高いです。その影響もあって立命館アジア太平洋大学もそれなりの難易度を持ちブランドを引き続き維持していますね。
名古屋学芸大学は名古屋外国語大学のすぐ隣で、同じ中西学園という学校法人なので、姉妹校としています。
名古屋学芸大学が設立された時にはすでに名古屋外国語大学はそこそこのブランドを持っていましたからそのブランドを引き継いでいる様子ですね。
◇学問内容が該当地域ではまだ学べるところが少なかった
学問内容が該当地域ではまだ学べるところが少なかったということです。これは先ほどの時代に合った学問を研究しているにほぼ該当してくることでもあるのですが、
例えば名古屋外国語大学ですが、1988年という昭和末期の時代の頃、愛知県をはじめとした東海地方ではまだ外国語学部を持っている大学というのは南山大学と愛知県立大学だけでした。
南山大学というと東海地方の名門私立大学とされていて、しかも外国語学部は南山大学の看板学部的存在です。昔から外国語学部の特に英米学科は偏差値が高めです。
愛知県立大学も外国語学部は看板学部的存在で人気のある学部です。
そういったことから外国語学を学ぶのには南山大学や愛知県立大学をパスしない限りできないことになっていたので、南山大学や愛知県立大学が無理であれば外国語学部は諦めるか、あるいは他の地方に行くしかないという状態でした。
そこで名古屋外国語大学が誕生して、更に立地も名古屋市東部近辺ということであったことがマッチして偏差値が上がったと思われます。
東北芸術工科大学はまだ設立された当初は東北地方に芸術学を専門的に真鍋れる大学が存在していませんでした。
いまでこそ秋田公立美術大学がありますが、2013年設立なので、それ以前ではほぼこの東北芸術工科大学が東北地方を担っていたといっても過言ではないと思われます。
後は山形駅から極端に離れすぎているというわけでもなく、更に学費も芸術大学の中では安めであることがうまくマッチしてそこそこの偏差値を出すことができたということですね。
このように多くの場合は各地域でまだ対象となる学問を深く専門的に学ぶことができる大学がほとんどないところに、その学問を専門的に学べる大学ができると注目されます。
更に立地条件がそこまで悪くなければなおさらですね。
こういった時代のニーズにこたえてそっていけることがポイントですね。
■まとめ
今回は歴史は長くないが人気があって偏差値が高い私立大学ということをテーマに述べてきました。
該当する大学は
名古屋外国語大学
東北芸術工科大学
立命館アジア太平洋大学
名古屋学芸大学
こちらの4つの大学でした。
それぞれ時代に合った学問分野であったり、立地条件であったり、該当地域の先駆け的存在であったり、ブランド力であったり、様々な戦略が上手に重なった結果歴史はまだ長くなくてもそこそこの偏差値を出しています。
大学というのも1つの組織であり、会社みたいなものです。上手な戦略を立てていければ存続が続いていき、そうでないと現在は定員割れで存続が厳しくなることも出てきます。
大学経営もそういった上手な戦略が必要ですね。今回の該当する大学がまさに参考にするべき大学たちですね。
今後もまた大学の事を述べていきますのでよろしくお願いします。
今回は以上です。
ありがとうございました。