こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「収入」です。
今回は年齢別年収でどのくらいの年収の差に開きが出るのかということです。
就職をするとき、中卒、高卒、短大卒、専門卒、大卒、大学院卒、ともちろん学歴によってスタート時の年収は多少違ってきますが、例えば同じ高卒同士、大卒同士というように考えると新卒で入社した1年目はさほど大きな差が出ていないことが多いです。
しかしこれが年齢がかさんでくると、差が開いてきます。
では今回は年齢別にどのくらい年収の差に開きが出てくるのかを調査していきます。
■年齢別年収の割合
では今回は年齢別年収の割合を見ていきます。
今回は男女別に分けてはおりません。
男女一緒で含めております。年齢は20代、30代、40代、50代で考えておりますのでよろしくお願いいたします。
◇20代の年収の割合
まずは20代の年収の割合です。
以下の通りになります。
年収 | 割合 |
300万未満 | 30.8% |
300万~400万 | 39.2% |
400万~500万 | 19.5% |
500万~600万 | 7.1% |
600万~700万 | 2.2% |
700万~800万 | 0.7% |
800万~900万 | 0.3% |
900万~1000万 | 0.1% |
1000万以上 | 0.2% |
このようになりました。
まだ20代となると若手で高い役職もついていないケースが多いので、全体的にまだ年収は低めである傾向があります。年収300万も全体の約3分の1近くを占めていたり、年収400万未満となると、全体の3分の2以上を占めていることになります。
全体的な平均値としては年収300万円台といったところでしょうか。
なので新卒で入社したころはおおよその目安では年収は200万円以上~年収400万円未満、おおよそ年収300万円台が多いといったところでしょう。
ただ20代であってもごくわずかの割合で年収1000万円以上という方もいたりします。非常にすごいことですが、このあたりになるとごくわずかの割合です。実際年収500万円未満までを計算すると全体の89.5%にもなりほぼ約9割近くといった数値です。
もちろんこの範囲でもすでに格差は起きているのですが、正社員という雇用形態であれば、おおよそ年収400万円~年収500万円の範囲にまで届いていれば勝ち組と考えてよいでしょう。
逆に年収が200万円程だとなかなか厳しいといったところでしょう。
そう考えると20代の年収の格差は高い人だと年収500万円以上、低い人だと年収200万円ぐらいの格差で考えると、おおよそ200万円~300万円ぐらいの格差といったところとなります。
平均的な中央値で考えると年収300万円台ぐらいなので、格差は年収100万円~200万円ぐらいといったところになります。
確かに多少の格差は生じていますが、まだまだ大きな差というところまでは来ていないようですね。
ここまでが20代の年齢別年収になります。
◇30代の年収の割合
次に30代の年収の割合です。
以下の通りになります。
年収 | 割合 |
300万未満 | 15.0% |
300万~400万 | 27.5% |
400万~500万 | 24.7% |
500万~600万 | 15.4% |
600万~700万 | 8.6% |
700万~800万 | 4.2% |
800万~900万 | 2.1% |
900万~1000万 | 0.9% |
1000万以上 | 1.5% |
このようになります。
20代と比べると全体的にやや年収の高い割合が増え始めてきています。
30代にもなると役職がついてくる割合も増えてくるので年収も高くなる傾向があると思われます。
20代は年収300万円以上~年収400万円未満までで全体の3分の2を占めていましたが、30代は年収400万円以上~年収500万円未満までで全体の3分の2ぐらいになるということなので、やや年収が高くなってきています。
年収600万円~700万円までの範囲で全体の約9割を占めることになります。
ただ年収400万円未満まででもまだ全体の4割ぐらいが該当するということになります。
年収300万円未満に至っては15.0%となっており、まだそこそこの割合が占めていることになります。
なので年収200万円台というのも決して珍しいわけではないということです。
おおよそ該当する年収の範囲は年収200万円~年収700万円までの範囲といったところでしょう。
高い人を年収700万以上として、低い人を年収200万円台と考えると、この範囲になると年収の格差も年収400万円~500万円となってきました。
平均的な中央値で考えると年収400万円台ぐらいとなりますが、それでも年収200万円~年収300万円ぐらいの格差が生じてきています。
明らかに20代の頃よりは格差が開いてきているということを実感させられます。
ここまでが30代の年齢別年収の割合になります。
◇40代の年収の割合
今度は40台の年収の割合です。
以下の通りになります。
年収 | 割合 |
300万未満 | 12.6% |
300万~400万 | 20.9% |
400万~500万 | 20.8% |
500万~600万 | 15.7% |
600万~700万 | 11.3% |
700万~800万 | 7.0% |
800万~900万 | 4.5% |
900万~1000万 | 2.5% |
1000万以上 | 4.6% |
このようになりました。
40代にもなってくると会社でも管理職的なポジションになってくる割合が増えてきます。そのこともあって更に年収も上がってきている印象です。
40代になると年収400万円未満の割合は3分の1ぐらいになってきます。年収500万円以上がおおよそ半分を占める位になってきます。
ただ年収600万円台まででおおよそ全体の3分の2ぐらいということなので、年収700万円以上となるとちょっとした壁がまだ感じるところです。
更に年収800万円以上となるとほぼ約1割強ぐらいといったところなので、つまりまだ全体の9割ぐらいは年収800万円台まで到達するのは難しいということになります。
ただ40代も年収300万円未満は12.6%ということを考えると、まだまだ決して珍しい割合というわけでもないようです。
40代にもなると年収の高い人で年収800万円以上、低い人で年収200万円台というように考えると、年収500万円~年収600万円ぐらいの格差が生まれてくるということになります。
中央値ぐらいで年収500万円~年収600万円ぐらいというようになってくるので、それでも年収300万円以上の格差が生じている印象です。
30代の頃と比較するとまた差が開いてきている印象です。
ここまでが40代の年齢別年収の割合になります。
◇50代の年収の割合
最後は50代の年収の割合です。
以下の通りになります。
年収 | 割合 |
300万未満 | 9.7% |
300万~400万 | 16.2% |
400万~500万 | 15.8% |
500万~600万 | 13.6% |
600万~700万 | 11.4% |
700万~800万 | 8.4% |
800万~900万 | 7.1% |
900万~1000万 | 4.4% |
1000万以上 | 13.4% |
このようになります。
50代ともなると、定年が60歳頃と仮定すると年収もピークの時期になってきている印象です。管理職以上や中には取締役ぐらいの役職になっている方もいるころと思われます。
年収300万円未満がついに10%を切りました。
ただここで気づいたのが、年収600万円~年収700万円までの割合で全体の約3分の2ぐらいの割合になります。
つまり年収700万円以上に行ける割合は全体の3分の1ぐらいということです。ということは多くの方が年収700万円未満でサラリーマン人生を終えてしまうという結果になるということです。
このように考えると結構つらいところですね。
このころになると年収1000万円以上の割合もついに10%以上となっています。確かに3分の2の割合は年収700万年未満ということですが、1割強ぐらいの割合は年収1000万円以上にもなれるということです。
このころになると大半の方は少なく見ても年収300万円以上はあると仮定しますが、それでも年収1000万円以上の割合がそこそこいることを考えると、年収700万円以上の格差が生じているということになります。
ただちょうど中央値ぐらいに考えられる年収500万円~年収600万円ぐらいと比較しても年収500万円以上の格差が生じているということになります。
この年代に来ていよいよ格差もしっかりと出てきたということになりますね。
ここまでが50代の年齢別年収の割合になります。
■まとめ
ここまで20代~50代までの範囲で年齢別年収の割合を計算してきました。
高い人と低い人を比較した場合20代のころは年収200万円~300万円ぐらいの範囲でしたが、50代のころになると、年収700万円以上の格差が生じていることになります。
中央値の中間層ぐらいと比較した場合は20代のころは年収100万円~年収200万円ぐらいの格差でしたが、50代にもなると年収500万円ぐらいの格差が生じていることが分かります。
さすがに年収500万円も差が開くと生活環境も大きく異なってくると考えられます。
新卒で入社した時は同じ条件同士であればまだそこまで大きな差は出ていませんが、やはり50代にもなると結構な差が出てきていますね。
しかしこれは年収に限らず世の中のほとんどの競争といえることであればこのように後になればなるほど格差が生じてくるのだと思われます。
もちろん年収が高ければそれですべてよしというわけではないのですが、年収が高ければそれに越したことはないのも事実です。
更に50代まで来ても3分の2ぐらいの割合は年収700万円未満ということも実感しました。
よく年収1000万円の壁とも言われますが、その前に年収700万円の壁ともいえることになってきますね。
年収700万円ともなれば、それだけそこそこ高い位置になってくるということですね。
今回は年齢別年収の格差について述べてきました。また今後もさらに収入についての記事を書いていきますのでよろしくお願いします。
今回は以上です。ここまで読んで下さった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。