こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「学歴」です。
私は以前各地方の二番手大学について述べました。
そこで今回は各地方の一番手大学にも焦点を向けて、一番手大学と二番手大学の差について調査していきます。
実際一番手大学と二番手大学の差が大きなところもあれば小さなところもあります。どの地方だと差が大きいのか、小さいのかということを調査していきます。
Contents
■各地方の一番手大学と二番手大学の差を調査
では早速本題です。各地方の一番手大学と二番手大学の差を調査していきます。
以前二番手大学の調査の時、一部の地域については偏差値の他に就職力や採択件数、公務員、年収、大学ランキングなど様々なことを比較して調査してまいりました。そこで今回も各地方のNo1である一番手大学とNo2である二番手大学のそれぞれの評価の差はどれくらいあるのかを調査していきます。
今回も以下の地方が対象となります。
①北海道地方
②東北地方
③関東地方
④北陸・甲信越地方
⑤東海地方
⑥近畿地方
⑦中国地方
⑧四国地方
⑨九州地方
このようになります。
出はよろしくお願いします。
◇北海道地方
まず始めは北海道地方です。
一番手大学は北海道大学
二番手大学は小樽商科大学
このようになります。ではこの二大学についてそれぞれどれくらい差があるのかを調査していきましょう。
調査結果は以下の通りです。
北海道大学 | 小樽商科大学 | 差 | |
創立 | 1876年 | 1910年 | 34年 |
設立 | 1918年 | 1949年 | 31年 |
学部数 | 12学部 | 1学部 | 11学部 |
学生数 | 11313人 | 2242人 | 9071人 |
所在地 | 札幌市 | 小樽市 | – |
市町村人口 | 1,961,247人 | 108,891人 | 1,852,356人 |
偏差値 | 62.26 | 53.6 | 8.66 |
共通テスト% | 72.84% | 61.66% | 11.18% |
新規採択件数 | 7位 | 78位 | 71位 |
就職順位 | 27位 | 41位 | 14位 |
年収 | 13位 | 27位 | 14位 |
公務員 | 38位 | 143位 | 105位 |
大学ランキング | 6位 | 111位 | 105位 |
このようになりました。
これを見る限りやはり北海道大学は旧帝国大学のブランドがあり、北海道を代表する大学といっても過言ではないので、様々な面から調査してみてもやはり北海道大学の勝利ということになってしまいます、、、、。
もちろん小樽商科大学も良い大学で、歴史があり、新規採択件数、就職順位、年収、公務員、大学ランキングなどなど様々な観点でも決して圏外の順位になっているわけではないので、ある程度の力を持っている大学です。
少なくとも並みの私立大学と比較したら明らかに小樽商科大学の方が優れているはずです。
しかしどうしても旧帝国大学を相手に比較をしてしまうとさすがに及ぶのは難しいところです。
これはさすがに致し方ないことなのかもしれません。しかしそれでも様々な観点の順位は圏外ではないことから大健闘をしていると考えられます。
さすがは北海道地方ナンバー2の地位になっている大学です。
北海道地方ではさすがに北海道大学が相手では厳しいですが、それ以外の大学であればある程度有利になるのは間違いないと思われます。
北海道地方では北海道大学が圧倒的な第1位の王者として君臨していることが分かりました。二番手以降の大学はどうしても北海道大学と大きな差が離れていることが分かります。
実際私立大学も北海学園大学、北星学園大学が北海道地方の有力私立大学ですが、難易度としては北海道大学はもちろん、小樽商科大学と比較しても差がついています。
なので北海道大学は絶対的頂点である北海道大学と他の大学との差がかなり開いている大学ということが分かります。それだけ北海道地方において北海道大学の評価は絶対的高評価ということが分かりますね。
ここまでが北海道地方になります。
◇東北地方
次に東北地方です。
一番手は東北大学です。
二番手は山形大学です。
(※以前各地方の二番手大学についての記事を述べました。その結果として山形大学となりました。偏差値としては岩手大学の方が高かったのですが、様々なことを総合評価すると山形大学の方が優勢だったので山形大学を二番手大学としました。)
ではこの二つの大学を比較してどれくらい差があるかを調べてみました。
東北大学 | 山形大学 | 差 | |
創立 | 1907年 | 1878年 | -29年 |
設立 | 1907年 | 1949年 | 42年 |
学部数 | 10学部 | 6学部 | 4学部 |
学生数 | 10731人 | 7389人 | 3342人 |
所在地 | 仙台市 | 山形市 | – |
市町村人口 | 1099547人 | 244381人 | 855166人 |
偏差値 | 62.88 | 51.29 | 11.59 |
共通テスト% | 72.88% | 61.41% | 11.47% |
新規採択件数 | 4位 | 28位 | 24位 |
就職順位 | 10位 | 75位 | 65位 |
年収 | 19位 | 91位 | 72位 |
公務員 | 36位 | 29位 | -7位 |
大学ランキング | 1位 | 65位 | 64位 |
このようなけっかとなりました。
北海道地方と同じくすべてのことにおいて東北地方No1の東北大学の方が優勢であるかと思いきや、、、以外にも創立という点においては山形大学の方が古かったということです。
もちろん創立が絶対的な評価というわけではありませんが、どちらかというと古くからある方がその学校の評価につながっている印象はあります。ただ東北大学も1907年とかなり古くからあり、旧帝国大学の中では東京大学、京都大学に次いで三番目に設立されているかなり歴史ある大学です。
そしてなんと公務員の出身大学ランキングでは東北大学よりも山形大学の方が上の順位になりました。これは意外でした。それだけ山形大学は公務員を志す学生も多いことが分かります。
たださすがにそれ以外の点においてはやはり東北大学の方が優勢となっていました。
偏差値においても10以上の開きが出ていることから難易度としてはある程度差が生じています。そのほか就職においてもやはり東北大学が優勢となっています。大学ランキングはなんと1位という数値になっていました。(※大学ランキングは評価するサイトによって前後しますがおおよその目安になるとは思います。)
このように考えると総合的にみるとやはり東北地方では東北大学がNo1となることになります。
ただ山形大学も決して評価が低いわけではなく、教育、研究、就職、その他などにおいてもかなり健闘しています。
ただ基本的には北海道地方と同じくNo1とNo2の差はかなり大きいということが分かりました。
◇関東地方
今度は関東地方です。
一番手は東京大学です。
二番手は一橋大学・東京工業大学
です。
一番手はもう言うまでもないことであり、関東地方はおろか日本全国で一番手といっても過言ではないでしょう。
二番手は一橋大学と東京工業大学ですが、これにおいては文系の一橋大学と理系の東京工業大学なので比較対象が異なってきます。なので比較が難しいので今回は同率としています。
調査結果は以下の通りです。
東京大学 | 一橋大学 | 東京工業大学 | |
創立 | 1877年 | 1875年 | 1881年 |
設立 | 1877年 | 1920年 | 1929年 |
学部数 | 10学部 | 4学部 | 6学部 |
学生数 | 14062人 | 4391人 | 4922人 |
所在地 | 東京都文京区 | 東京都国立市 | 東京都目黒区 |
市町村人口 | 243120人 | 76946人 | 284889人 |
偏差値 | 72.72 | 70.5 | 66.98 |
共通テスト% | 83.82% | 81.30% | 75% |
新規採択件数 | 1位 | 52位 | 14位 |
就職順位 | 圏外 | 1位 | 2位 |
年収 | 1位 | 2位 | 8位 |
公務員 | 35位 | 圏外 | 圏外 |
大学ランキング | 2位 | 16位 | 3位 |
こうしてみると創立年数は実は一橋大学が一番古いことが分かりますが、設立となるとやはり日本トップの東京大学です。学部数や学生数は総合大学である東京大学が言うまでもなく多いです。
偏差値や共通テスト%は言うまでもありません。
偏差値や共通テスト%の数値だけを見ると一橋大学の方が東京工業大学よりも数値が高い結果となっています。これだけを見てしまうと一橋大学の方が優勢だと思ってしまうところなのですが、理系は偏差値が低く出やすいところがあるので、これで必ずしも一橋大学より下とも言い切れないところです。
就職順位は東京大学が圏外となっていました、、、、これは何かデータの間違いか何かだと思います、、、、・
基本的に就職や年収は一橋大学の方が優勢であり、新規採択件数や大学ランキングは東京工業大学が優勢であることが分かります。
今回は三大学を比較したのであえて差を出していませんが、北海道地方や東北地方と比較すると、、、確かに全体的には東京大学が優勢であるのは間違いないのですが、差が開きすぎているぐらい違うというわけでもありません。
難易度も全体的には東京大学がNo1ですが、では一橋大学や東京工業大学があまりにもかけ離れているかというと決してそうではありません。
このように考えると、関東地方ではNo1とNo2では確かに多少の差はあるかもしれませんが、そこまで大きな差が生じているわけではないことが分かります。
なので関東地方の一番手大学と二番手大学は多少の差はあっても大きな差ではないといったところでしょう。
◇北陸・甲信越地方
今度は北陸・甲信越地方です。
北陸は福井県、石川県、富山県の3県、甲信越地方は山梨県、長野県、新潟県の3県を合わせて6都道府県になります。
一番手大学は金沢大学です。
二番手大学は新潟大学です。
ではこの二つの大学と比較してどれくらいの差があるのでしょうか?
以下のようになります。
金沢大学 | 新潟大学 | 差 | |
創立 | 1862年 | 1870年 | 8年 |
設立 | 1949年 | 1949年 | 0年 |
学部数 | 4学群 | 10学部 | -6学部 |
学生数 | 7799人 | 10172人 | -2373人 |
所在地 | 金沢市 | 新潟市 | – |
市町村人口 | 459936人 | 778380人 | -318444人 |
偏差値 | 57.49 | 51.41 | 6.08 |
共通テスト% | 64.05% | 62.39% | 1.66% |
新規採択件数 | 12位 | 15位 | 3位 |
就職順位 | 60位 | 80位 | 20位 |
年収 | 40位 | 55位 | 15位 |
公務員 | 10位 | 11位 | 1位 |
大学ランキング | 19位 | 50位 | 31位 |
このようになりました。
金沢大学と新潟大学を比較すると、学部数や学生数は新潟大学の方が多いことが分かります。
(※金沢大学も現在は学域という表現なので学部にすればもう少し差は縮まっていたと思われますが全体的な学部数としては新潟大学の方が多いと思われます。)
そして学生数は2000人以上新潟大学の方が多いことが分かります。そしてその大学の所在地である市町村人口も金沢市より新潟市の方が人口が多いことが分かります。
新潟県は甲信越地方でありつつ、北陸地方に入ることもあります。一見すると北陸地方は金沢市がメインの印象がりましたが、実は人口は新潟市の方が多いということを発見することができました。
そして偏差値や共通テスト%を比較すると全体的にやや金沢大学の方が優勢であることが分かります。共通テスト%はそこまで大きな差があるわけではないですが、わずかに金沢大学の方が優勢でした。
その他新規採択件数、就職、年収、公務員、大学ランキングなどの評価は全体的に金沢大学の方が優勢でありました。
なので偏差値やその他実績などを総合的に判断すれば金沢大学の方がやや上であることが分かります。
さすがに北海道地方や東北地方程のような一番手と二番手の差がかなり離れているということはないですが、ある程度の差が生じている印象です。おおよそ一回りぐらいの評価は金沢大学の方が上である印象です。
なので北陸・甲信越地方の一番手大学と二番手大学の差は極端に大きすぎるわけではないですが、全体的に一回りは一番手大学の方が優勢であるといったところでしょう。
◇東海地方
ちょうど真ん中の地方まで来ました。東海地方です。
東海地方は
一番手大学・・・名古屋大学
二番手大学・・・名古屋工業大学
となります。
ではそれぞれの差を見ていきましょう。
以下の通りです。
名古屋大学 | 名古屋工業大学 | 差 | |
創立 | 1939年 | 1905年 | -34年 |
設立 | 1939年 | 1945年 | 6年 |
学部数 | 9学部 | 1学部 | 8学部 |
学生数 | 9585人 | 4065人 | 5520人 |
所在地 | 名古屋市千種区 | 名古屋市昭和区 | – |
市町村人口 | 165079人 | 108202人 | 56877人 |
偏差値 | 62.77 | 59.17 | 3.6 |
共通テスト% | 72.08% | 68.44% | 3.64% |
新規採択件数 | 6位 | 48位 | 42位 |
就職順位 | 11位 | 8位 | -3位 |
年収 | 14位 | 39位 | 25位 |
公務員 | 39位 | 圏外 | – |
大学ランキング | 8位 | 52位 | 44位 |
このようになりました。こうしてみると、創立年数と、就職順位以外は全て名古屋大学の方が優勢となっています。
特に就職順位が上位にいるというのは凄いことです。確かに名古屋大学は旧帝国大学なので就職ももちろん強いのですが、就職以外の進路に進んでいることも多いのだと思われます。ただだとしても名古屋工業大学も大健闘です。
全体的にはまだ一回り以上は名古屋大学の方が優勢であるという印象ですね。
さすがトップです。ただ北海道地方や東北地方のどの圧倒的な差が生じているというわけではなく、名古屋工業大学もそこそこ検討していて、特に地元ではかなり高い評価を得ているようです。
なので東海地方のNo1とNo2の差は一回り以上ぐらいはNo1の名古屋大学の方が有利であるが、圧倒的な格差というほどまで差がついているわけではないといったところになります。
◇近畿地方
今度は近畿地方です。
近畿地方は
一番手大学・・・京都大学
二番手大学・・・大阪大学
このようになります。
二つとも旧帝国大学で全国的にも有名でトップクラスの大学です。
ではこの2つの大学を比較してみましょう。
京都大学 | 大阪大学 | 差 | |
創立 | 1897年 | 1931年 | 34年 |
設立 | 1897年 | 1931年 | 34年 |
学部数 | 10学部 | 11学部 | -1学部 |
学生数 | 12958人 | 15194人 | -2236人 |
所在地 | 京都市 | 吹田市 | – |
市町村人口 | 1448955人 | 391244人 | 1057711人 |
偏差値 | 69.41 | 64.69 | 4.72 |
共通テスト% | 82.25% | 74.72% | 7.53% |
新規採択件数 | 2位 | 3位 | 1位 |
就職順位 | 13位 | 9位 | -4位 |
年収 | 3位 | 11位 | 8位 |
公務員 | 82位 | 圏外 | – |
大学ランキング | 5位 | 3位 | -2位 |
このようになりました。
さすがに偏差値は京都大学の方が、1まわり~2まわりは上に位置している印象です。
ただそれ以外の点で言うと大学の規模は大阪大学の方が大きいようです。1学部多く、更に学生数も2000人以上は大阪大学の方が多くなっています。
大阪大学は旧帝国大学の中では最大の規模とも言われていますので、この点においては大阪大学の方が優勢です。そのほか、就職順位が大阪大学の方が上回りました。ただこれはあくまでも有名企業のある特定を対象としているので、実際のところはこれだけでは100%は決めきれません。
あと大学ランキングはわずかながらなんと大阪大学の方が上回っていました。
ただこれも評価対象によって変わるので一概には言えませんが、全体的に言えるのは確かに京都大学の方が総合的には優れている印象ですが、大阪大学もある程度は健闘しているということです。なので大阪大学は京都大学に対してもある程度対抗できるかなりすごい大学ということになります。
全体的には1まわり~2まわりぐらいは京都大学の方が優勢であるといったところになります。
一応同じ旧帝国大学同士なので圧倒的な差とまでは行かないですが、そこそこの差はあるといったところになりました。
◇中国地方
今度は中国地方です。
中国地方の
一番手大学・・・広島大学
二番手大学・・・岡山大学
となります。この中国地方の大学はこの広島大学と岡山大学がほぼツートップの状態です。
では広島大学と岡山大学の差を見ていきましょう。
広島大学 | 岡山大学 | 差 | |
創立 | 1874年 | 1870年 | -4年 |
設立 | 1949年 | 1949年 | 0年 |
学部数 | 12学部 | 11学部 | 1学部 |
学生数 | 15077人 | 13057人 | 2020人 |
所在地 | 東広島市 | 岡山市 | – |
市町村人口 | 198008人 | 719320人 | -521312人 |
偏差値 | 57.65 | 56.74 | 0.91 |
共通テスト% | 67.42% | 64.52% | 2.89% |
新規採択件数 | 9位 | 13位 | 4位 |
就職順位 | 54位 | 72位 | 18位 |
年収 | 38位 | 46位 | 8位 |
公務員 | 3位 | 31位 | 29位 |
大学ランキング | 10位 | 21位 | 11位 |
このようになりました。
こうしてみると創立の年と市町村人口以外は全て広島大学が優勢となっています。
さすがに市町村の人口は広島大学は東広島市に当たるので、どうしても広島県の県庁所在地の場所ではないので致し方ないところですね。
全体的にみてみると、広島大学と岡山大学ですが、総合的にはやや広島大学の方が優勢となっております。かといって差がありすぎるというわけでもなく1まわり近くの差といったところです。
この2つのそれ以外の大学になるとまた結構差が出てきますので、やはり中国地方はこの広島大学と岡山大学のツートップ状態といっても過言ではないでしょう。これにもし四国地方を加えて考えてもほぼ同じ結果となるでしょう。
岡山大学は広島大学には数値的にはややさがりますが、それでも十分評価の高い大学で、決して広島大学と比較した時に離れすぎているというわけでもありません。ほぼ広島大学のすぐ後ろを追うようなポジションということになります。
中国地方についてはここまでとなります。
◇四国地方
四国地方です。いよいよ最後から2番目の地方になりました。
四国地方については過去に二番手大学の記事でも詳しく調査をしました。
その結果
一番手大学・・・愛媛大学
二番手大学・・・徳島大学
このようになりました。
(※香川大学や高知大学とも比較しましたが、そこまで大きな差が出ているわけではありませんが、わずかながらの差でこのようになりました。)
では愛媛大学と徳島大学を比較すると以下のようになります。
愛媛大学 | 徳島大学 | 差 | |
創立 | 1919年 | 1949年 | 30年 |
設立 | 1949年 | 1949年 | 0年 |
学部数 | 7学部 | 6学部 | 1学部 |
学生数 | 8062人 | 5994人 | 2068人 |
所在地 | 松山市 | 徳島市 | – |
市町村人口 | 505874人 | 249430人 | 256444人 |
偏差値 | 51.18 | 53.2 | -2.02 |
共通テスト% | 62.26% | 62.78% | -0.52 |
新規採択件数 | 22位 | 21位 | -1位 |
就職順位 | 129位 | 71位 | -58位 |
年収 | 圏外 | 圏外 | – |
公務員 | 圏外 | 104位 | – |
大学ランキング | 94位 | 97位 | 3位 |
このようになりました。
学生数や学部数などの規模を考えると愛媛大学の方が優勢ですが、偏差値、共通テスト%、新規採択件数、就職順位などは徳島大学の方がゆうせいとなっております。
ただ全体的には大きな差はほとんどないと考えられます。
基本的にはほぼ同等ぐらいの大学とされているケースが多いです。
なので、四国地方のNo1とNo2の差はほとんどないと考えてよいでしょう。
◇九州地方
最後に九州地方です。
九州地方の
一番手大学・・・九州大学
二番手大学・・・熊本大学
となります。
この2つの大学を比較すると
九州大学 | 熊本大学 | 差 | |
創立 | 1911年 | 1925年 | 14年 |
設立 | 1911年 | 1949年 | 38年 |
学部数 | 12学部 | 7学部 | 5学部 |
学生数 | 18560人 | 7629人 | 10931人 |
所在地 | 福岡市 | 熊本市 | – |
市町村人口 | 1632087人 | 737909人 | 894178人 |
偏差値 | 61.68 | 56.11 | 5.57 |
共通テスト% | 72.38% | 65.38% | 7.00% |
新規採択件数 | 5位 | 17位 | 12位 |
就職順位 | 24位 | 62位 | 38位 |
年収 | 16位 | 圏外 | – |
公務員 | 33位 | 16位 | -17位 |
大学ランキング | 7位 | 31位 | 24位 |
このようになりました。ほとんどの面でやはり九州大学が優勢です。旧帝国大学のブランドがあるということもあり、九州地方ではかなり強い大学であると考えられます。公務員の実績のみ熊本大学の方が勝っていました。熊本大学は経済学部はありませんが、法学部が存在しています。それだけ法学部において司法試験や公務員試験に力を入れていると考えられます。
もちろん熊本大学も十分に良い大学で、旧制第五高等学校であったり、旧制六医科大学の1つであったりと歴史がありブランドのある大学で、九州地方では九州大学に次いで評価の高い大学です。
たださすがに旧帝国大学である九州大学と比較するとある程度差が出ています。全体的には2まわいりじょうは差が出ているケースが多いので、ある程度の差は生じているところです。
差としては小さすぎるわけでもなく、大きすぎるわけでもないといったところになります。
■まとめ
今回はそれぞれの地方の一番手大学と二番手大学を比較してまいりました。それでどの地方の差が大きくて、どの地方の差が小さいのかというところですが、
★一番手い大学と二番手大学の差
北海道地方・・・差は大きい
東北地方・・・差は大きい
関東地方・・・差は少な目
北陸・甲信越地方・・・すこし差がある
中部地方・・・ある程度差がある
近畿地方・・・すこし差がある
中国地方・・・すこし差がある
四国地方・・・差は少な目
九州地方・・・ある程度差がある
このようになります。一応私の独断と偏見ではありますが、差がある順番としては
①東北地方
②北海道地方
③北陸・甲信越地方
④九州地方
⑤近畿地方
⑥東海地方
⑦関東地方
⑧中国地方
⑨四国地方
このような差の順番になるのではと思われます。
北海道地方や東北地方の一番手と二番手は大きな差がありました。
意外だったのが、③北陸・甲信越地方の金沢大学と新潟大学で確かに多少は金沢大学の方が優勢だと思われたのですが、もう少し差は少ないものかと思いましたが、そこそこの差がありました。偏差値や共通テスト%はもちろん、採択件数、就職、年収、公務員、大学ランキングなど様々な点でそこそこの差が生じていました。
九州地方や近畿地方はおおよそ平均的な差ぐらいといったところで、まさに二番手の平均的ポジションといったところでした。
東海地方や関東地方は多少の差がある程度でした。
そして中国地方、四国地方においては多少の差はあってもそこまで大きな差はないといったところでした。
一番手と二番手の差が大きければ大きいほど、それだけ一番手の権威がかなり強いということが分かります。差が小さければ二番手もそこそこの権威を出しているということになります。
そのあたりは地方によってある程度変わってくることが分かりました。
今回は一番手大学と二番手大学の差が大きい地域、小さい地域を調べてきました。
ここまで読んで下さった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。