こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「収入」です。
今回は年収1000万円以上の割合の詳細を調査していきます。
年収1000万円というとやはり1つのラインで区切られているような印象になり、この年収1000万円からいわゆる富裕層の仲間入りをする印象になります。
しかし実は年収1000万円であってもまだまだ上には上がたくさんいます。中には1億円以上なんて方もいたりするのです。
そこで今回は年収1000万円以上の富裕層だけにターゲットを絞って、年収1000万円以上の割合の中でそのまた更にどのような詳細になっているのかの割合を調査していきます。
宜しくお願いします。
■年収1000万円以上の割合とその詳細
ではまずは年収のそれぞれの階層の割合を出していきます。
以下の通りです。
| 所得階層 | 推定員※1 | 何人がこの階層以上の層に含まれるか | 階層の割合 |
| 計 | 64,188,985人 | – | 100% |
| 0円 ～100万円 | 8,980,476人 | 64,194,561人 | 13.99% |
| 100万円 ～200万円 | 10,714,785人 | 55,214,085人 | 16.69% |
| 200万円 ～300万円 | 9,457,520人 | 44,499,300人 | 14.73% |
| 300万円 ～400万円 | 9,696,717人 | 35,041,780人 | 15.11% |
| 400万円 ～500万円 | 8,077,321人 | 25,345,063人 | 12.58% |
| 500万円円 ～600万円 | 5,580,712人 | 17,267,742人 | 8.69% |
| 600万円円 ～700万円 | 3,564,458人 | 11,687,030人 | 5.55% |
| 700万円 ～800万円 | 2,432,285人 | 8,122,572人 | 3.79% |
| 800円 ～1,000万円 | 2,707,128人 | 5,690,287人 | 4.22% |
| 1,000万円 ～1,500万円 | 2,027,382人 | 2,983,159人 | 3.16% |
| 1500万円 ～2,000万円 | 515,669人 | 955,777人 | 0.80% |
| 2,000万円 ～3,000万円 | 236,923人 | 440,108人 | 0.37% |
| 3,000万円 ～5,000万円 | 122,696人 | 203,185人 | 0.19% |
| 5,000万円 ～1億円 | 56,939人 | 80,489人 | 0.09% |
| 1億円 ～2億円 | 16,213人 | 23,550人 | 0.03% |
| 2億円 ～5億円 | 5,405人 | 7,337人 | 0.01% |
| 5億円 ～10億円 | 1,237人 | 1,932人 | 0.00% |
| 10億円 ～20億円 | 442人 | 695人 | 0.01% |
| 20億円 ～50億円 | 206人 | 253人 | 0.00% |
| 50億円 ～100億円 | 31人 | 47人 | 0.00% |
| 100億円超 | 16人 | 16人 | 0.00% |
このようになっています。
年収0円～100万円の階層から、100億円超までの階層があります。
当たり前ですが、年収が上がれば上がるほど割合はどんどん少なくなっています。
富裕層である基準は金融資産が1億円以上となってはいますが、年収でいくら以上という明確な定義はありません。
しかし一般的に最低限として富裕層といわれるには年収1000万円以上はないと富裕層とはいいがたい風潮があります。
なのでここでは年収1000万円以上を富裕層として考えてみます。
実際年収1000万円以上の割合は約4%程となっています。それぐらい少ない割合です。ただこの少ない割合の中でもまた階層が分かれています。
では今度は年収1000万円以上だけにターゲットを絞って考えてみたいと思います。
それを計算した結果が以下の通りです。
| 所得階層 | 推定員 | 割合 |
| 1,000万円 ～1,500万円 | 2027382 | 67.96091% |
| 1500万円 ～2,000万円 | 515669 | 17.28600% |
| 2,000万円 ～3,000万円 | 236923 | 7.94202% |
| 3,000万円 ～5,000万円 | 122696 | 4.11296% |
| 5,000万円 ～1億円 | 56939 | 1.90868% |
| 1億円 ～2億円 | 16213 | 0.54348% |
| 2億円 ～5億円 | 5405 | 0.18118% |
| 5億円 ～10億円 | 1237 | 0.04147% |
| 10億円 ～20億円 | 442 | 0.01482% |
| 20億円 ～50億円 | 206 | 0.00691% |
| 50億円 ～100億円 | 31 | 0.00104% |
| 100億円超 | 16 | 0.00054% |
| 2,983,159 | 100.00000% |
このようになりました。
ここで分かったのは、なんとこの中で一番少ない階層である年収1000万円～1500万円の割合だけで67.96%程なので、つまりこの中で計算しても全体のおおよそ3分の2を占めているという計算になります。
一般的に年収1000万円以上となると今までとは格が違い一気に富裕層になっている印象ですが、こうして年収1000万円以上だけにターゲットを絞って考えると実は大半はギリギリ年収1000万円以上あたりだったりするということがわかります。
次の階層の年収1500万円～2000万円までの階層までの合計はおおよそ85.24%となりもう大半は年収2000万円までの範囲に収まるということになります。
次の年収2000万円～年収3000万円までの範囲を合計すると、93.18%程になります。もう9割越えになりますね。
続いて、年収3000万円～年収5000万円までの階層を合計すると、97.30%程になります。もうほぼすべてに近い状態ですね。
そして年収5000万円～1億円までの階層を合計すると99.21%程になります。
つまりもうほとんどすべてといっても過言でないぐらいの割合が年収1億円未満ということになります。
逆を言えば富裕層といわれる年収1000万円以上の中で考えたとしても年収1億円以上は全体の1%にも満たないということになります。
かなり気の遠くなる確率ですね。
このように考えてみると一般的には年収1000万円以上となると今までとは少し世界が異なってくる印象があります。
しかしこれがさらに年収1億円以上となるとまた更に今までとは世界が異なってくる印象です。
もうここまでくると富裕層を超えて超富裕層といっても過言ではないでしょう。
このように考えると富裕層とされている年収1000万円以上の範囲だけに絞って考えたとしても実はそれだけ上位はかなり確率的には少ないということになります。
それだけ上の世界に到達するのは大変であるということがわかりますね。
■まとめ
今回は年収1000万円以上の階層だけに絞って調査をしてみました。
年収1000万円以上は全体の約4%というかなり限られた範囲の中だけになるのですが、その約4%のなかでも3分の2は年収1000万円～年収1500万円ということになり、年収1億円以上となると、その約4%の中でも1%未満の割合しかいないということでした。
富裕層の基準・・・年収1000万円以上
全体の約4%
超富裕層の基準・・・年収1億円以上
全体の約4%のなかの1%未満 （※推定、全体の0.03%～0.04%ぐらい）
といったところになります。
かなり気の遠くなるような確率になっていました。
一般的には年収1000万円以上となると勝ち組の印象となるのですが、その勝ち組の中に限定してまた階層を分けてみると、その中でさらに上に到達するのは極めて大変であることを実感させられますね。
今回は年収1000万円以上の範囲に絞って調査をしてみました。ここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。