こんにちは、noriomiと申します。
今回のカテゴリーは「学歴」です。
今回は大学群について述べていきます。
今回は東西南北の大学群について調べていきます。東西南北は地方の有力私大の大学群となります。この大学群の偏差値や就職力・研究力・年収・大学ランキングの評価について述べていきます。
宜しくお願いします。
※こちらは全国の大学群の序列のまとめについての記事です。ぜひご覧ください。
Contents
■東西南北とは
ではまず東西南北とはというところです。
東・・・東北学院大学
西・・・西南学院大学
南・・・南山大学
北・・・北海学園大学
になります。
関東地方、近畿地方を除いた各地域の有力私立大学となります。該当するエリアでは評価が高い大学となります。
◇東北学院大学
東北学院大学です。1886年創立。1949年大学設置。1886年に仙台神学校を開学したことが起源とされています。
現在は、文学部、経済学部、経営学部、法学部、工学部、人間科学部、国際学部、情報学部、地域総合学部、教養学部の10学部構造となっています。
土樋キャンパス、五橋キャンパス、泉キャンパスの3キャンパスとなります。そこそこの距離はありますが、極端に離れているというわけではない位置関係です。
基本的には文系が主体の大学となります。ただ工学部も持つ大学です。文学部と経済学部から始まり、近年では情報学部、国際学部、人間科学部も増設して規模を拡大しつつあります。
もともと仙台神学校を起源としていることもあり、キリスト教系の大学となります。
東北地方を代表する私立大学で東北地方の私立大学の中では規模も最大級です。東北地方を中心に多くの学生が受験する人気大学の1つです。東北地方ではかなりの知名度を持っており、仙台周辺で就職するということであれば東北学院大学はある程度有利に働きやすい大学でもあります。地元企業では多くの卒業生が活躍している大学です。
◇西南学院大学
西南学院大学です。1916年創立。1949年大学設置。アメリカの宣教師によって設立された私立西南学院というキリスト教の学校が始まりとされています。
現在は、神学部、文学部、商学部、経済学部、法学部、人間科学部、国際文化学部、外国語学部の8学部構造となっています。
キャンパスは細かく言えば西キャンパス、中央キャンパス、東キャンパスと分かれているそうですが、基本的には福岡市早良区にあるキャンパスとなります。立地条件も良いところです。
全体的に文系学部で構成されている文系総合大学といったところでしょう。もともとキリスト教の学校として始まっていることもあり、まさにキリスト教系の大学となります。
福岡県の代表する私立大学と同時に九州地方のナンバー1私立大学といっても過言ではない存在です。九州の私立大学といえばまずここといってもいいでしょう。九州のエリア内においてはかなり評判が高く九州県内の就職は強いとされています。
ライバル関係にあるのは同じ福岡県にある福岡大学ですが、文系においては西南学院大学のほうがやや優勢となっています。九州地方の私立大学の代表を担う九州地方では欠かせない大学となっています。
◇南山大学
南山大学です。1946年創立。1949年大学設置。1932年にドイツの宣教師の方が設立した旧制南山中学校から始まり、1946年に旧制南山外国語専門学校を設立して、その後1949年に南山大学になったとされています。
現在は、人文学部、外国語学部、経済学部、経営学部、法学部、総合政策学部、理工学部、国際教養学部の8学部構造となっています。
現在は名古屋キャンパスのみとなっています。以前瀬戸キャンパスというところもありましたが交通の利便性なども考慮して現在は名古屋キャンパスのみとなっています。
外国語学部英米語学科が名門とされていてほかの学部学科と比較しても偏差値も高めです。キリスト教系の大学であの早慶に次ぐ上智大学と姉妹校にもなっていて、上智大学と南山大学がスポーツで競い合うときは上南戦というキーワードまで出ています。
関東地方、近畿地方を除いた地方私立大学の中ではおそらく一番偏差値が高めな大学といっても過言ではないでしょう。とくに東海地方での評価は高く名門とされています。
一昔前は近隣の愛知大学、名城大学、中京大学よりも確実に偏差値も上で東京で言うと成成明学獨國武レベルは確実にあったと考えてよかったのですが、近年は偏差値もやや厳しい傾向にありますが、それでもほかの愛知大学、名城大学、中京大学と比較しても現在でも南山大学のほうがやや優勢な立場であります。地方私立総合大学の中で今後もナンバー1的な存在を持っている大学といえます。
◇北海学園大学
北海学園大学です。1885年創立。1952年大学設置。1885年に札幌英語学校を開校したことが始まりとされています。
現在は、経済学部、経営学部、法学部、人文学部、工学部の5学部構造です。東西南北のほかの3大学と比較すると学部数はやや少なめですが、それでも北海道地方の私立大学の中では学生数も規模も最大級です。
豊平キャンパスと、山鼻キャンパスの2キャンパスで、基本的に文系学部はすべて豊平キャンパスとなり、工学部は1年次のみ豊平キャンパスで、2年次から山鼻キャンパスとなっています。
豊平キャンパスは地下鉄駅から直結していてとて、北海道のメインである札幌駅からも割と近い方であり立地条件はかなりいい場所となっています。間違いなく北海道地方の代表的な大学といえるでしょう。
北海道地方の中で公務員の合格実績も多く、公務員に強い大学とされています。北海道エリアの中ではかなり有力な大学として評価されています。
敢えてライバル大学を上げると北星学園大学で、英文学科や社会福祉学科などは北星学園大学のほうが強いかもしれませんが、全体的な規模や歴史で考えればやはり北海学園大学が北海道地方の代表的私立大学といえる大学でしょう。
◇偏差値
偏差値です。
東西南北の偏差値についてです。
とある偏差値サイト3つを使用させていただきまして、それぞれの平均値を出してみました。
以下の通りになります。
大学名 | 偏差値① | 偏差値② | 偏差値③ | 平均 |
東北学院大学 | 44.40 | 45.86 | 49.25 | 46.50 |
西南学院大学 | 50.67 | 51.57 | 54.83 | 52.36 |
南山大学 | 51.76 | 52.75 | 55.50 | 53.34 |
北海学園大学 | 43.05 | 44.92 | 45.50 | 44.49 |
このようになりました。
この4大学は大きく分けると2つに分かれると思われます。
北海学園大学・東北学院大学
南山大学・西南学院大学
この2つのグループです。明らかに偏差値の違いが出ています。特に一番高かったのが南山大学でした。やはりさすが関東地方と近畿地方を除いた私立総合大学では一番偏差値が高いぐらいのレベルの大学といっても過言ではないでしょう。
次いで西南学院大学です。南山大学と比較してもそこまで大きく離されているわけではありません。やや南山大学の方が優勢ぐらいでお互いの偏差値を比較しても少しの違いぐらいです。なので大雑把なくくりでは同等ぐらいのところともいえます。
そしてこの南山大学と西南学院大学に次ぐのが東北学院大学でしたが、やはりかなり差が生じています。そして最後は北海学園大学でした。明らかにそれぞれ2校ずつグループ分けできてしまうぐらいにランクが異なっています。南山大学と西南学院大学は少なくとも日東駒専以上のレベルであり、成成明学獨國武に準ずるぐらいの立ち位置といってもいいでしょう。
そして北海学園大学と東北学院大学は現在では大東亜帝国に匹敵するぐらいの立ち位置となっています。確かにその他の私立大学よりはやや秀でているのかもしれませんが、それだけ地方の大学で偏差値を上げるのは大変であるということがわかります。
では東西南北の大学群の偏差値の順位は以下の通りです。
第1位 南山大学
第2位 西南学院大学
第3位 東北学院大学
第4位 北海学園大学
このような結果となりました。
◇就職力
就職力です。
東西南北の就職力を見ていきます。
有名企業400社ベスト200にランキングした大学の実就職率を見ると以下の通りになります。
大学名 | 実就職率 |
東北学院大学 | 7.1% |
西南学院大学 | 8.9% |
南山大学 | 12.4% |
北海学園大学 | 5.6% |
このような結果となりました。
このなかで頭1つ抜けているのが南山大学です。この4大学の中で唯一二けたの数値になっています。次いで西南学院大学、東北学院大学とつづき、最後は北海学園大学となっていました。
地方のローカル的な有力私立大学という印象が強いのですが、地方ではそこそこの就職実績を出しているということがわかります。
第1位 南山大学 12.4%
第2位 西南学院大学 8.9%
第3位 東北学院大学 7.1%
第3位 北海学園大学 5.6%
このようになりました。
◇研究力
研究力です。
科研費の新規採択件数で計測していきます。
大学名 | 新規採択件数 | 順位 |
東北学院大学 | 23件 | 158位 |
西南学院大学 | 9件 | 271位 |
南山大学 | 23件 | 157位 |
北海学園大学 | 11件 | 235位 |
このようになりました。
南山大学と東北学院大学の新規採択件数が同率となっていますが、一応順位では南山大学が157位、東北学院大学が158位となっています。
そして北海学園大学がこの中で3位になり、最後は西南学院大学でした。西南学院大学は現時点では文系学部の大学となっているので、こうした理系の研究的な要素では今回の分野では不利であったのではと思われます。
第1位 南山大学 23件
第2位 東北学院大学 23件
第3位 北海学園大学 11件
第4位 西南学院大学 9件
このようになりました。
◇年収
年収です。
では平均年収がどれくらいなのかを見ていきます。
大学名 | 年収 |
東北学院大学 | 449万円 |
西南学院大学 | 462万円 |
南山大学 | 527万円 |
北海学園大学 | 473万円 |
となりました。
全体的にはそこまで大きな差は生じていないようです。
このなかでは南山大学が頭1つ抜けています。ほかの3大学と比較しても明らかに前進した結果となっています。
その他3大学はそこまで大きな差はないようですが、2位が北海学園大学、3位は西南学院大学、4位は東北学院大学となりました。
北海学園大学は偏差値や就職、研究などでやや不利になっていましたが、ここでは2位を出しました。
第1位 南山大学 527万円
第2位 北海学園大学 473万円
第3位 西南学院大学 462万円
第4位 東北学院大学 449万円
このようになりました。
◇世界大学ランキング
世界大学ランキングです。
ではこの順位やスコアを見ていきましょう。
大学名 | スコア | 順位 |
東北学院大学 | 34.2-40.9 | 151-200位 |
西南学院大学 | 42.6-43.4 | 121-130位 |
南山大学 | 52.3 | 59位 |
北海学園大学 | – | – |
このようになりました。
世界大学ランキングでも南山大学はほかの大学と比較しても頭1つ抜けています。100位以内の順位に位置しているというのはさすがです。
次いで西南学院大学でした。そして次が東北学院大学でした。北海学園大学だけはこの中で圏外の順位となっていました。
大学ランキング
第1位 南山大学
第2位 西南学院大学
第3位 東北学院大学
第4位 北海学園大学
このようになりました。
□まとめ
ここまで偏差値、就職力、研究力、年収、大学ランキングの5つの項目を調べてきました。
出は最後に最終的な総合順位を出していきたいと思います。
今回は東西南北という大学群について調べました。各地方の有力私立大学群です。
では偏差値、就職力、研究力、年収、大学ランキングの5つの項目のそれぞれの順位です。
大学名 | 偏差値 | 就職力 | 研究力 | 年収 | 大学ランキング | 平均 |
東北学院大学 | 3位 | 3位 | 2位 | 4位 | 3位 | 3.0位 |
西南学院大学 | 2位 | 2位 | 4位 | 3位 | 2位 | 2.6位 |
南山大学 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 | 1.0位 |
北海学園大学 | 4位 | 4位 | 3位 | 2位 | 4位 | 3.4位 |
このようになりました。
今回の検証では南山大学はすべて1位となりました。確かにまだほかにも検証するべきことはあるのかもしれませんがそれでも今回の5項目ですべて1位というのは素晴らしいです。さすが南山大学です!これはもう文句なしに東西南北の1位といっても過言ではないですね。
ついで西南学院大学です。難易度的にも南山大学にほぼ次ぐぐらいの立ち位置にいますが、全体的にはそこそこの実績でした。ただ研究力の順位はどうしても後ろの方であったのでぜひとも今後研究力を上げていただきたいですね。
南山大学と西南学院大学の2つの大学ともう1つのグループの2校はやはりある程度差は生じますが、3位は東北学院大学となりました。年収という項目だけ4位でしたが、そこまで低すぎるぐらいしたというわけでもなくおおよそ安定していたと思われます。
最後の4位は北海学園大学となりました。研究力は3位で年収は2位という結果でありましたが、そのほかの項目はすべて4位となりました。北海学園大学は公務員につよいともいわれますので、公務員をけんしょうすればまた評価も変わるのですが、それでも大きく順位は変化することはなかったと思われます。公務員はもちろんですが、是非その他の項目も上昇することを期待したいです。
ただこのことから地方私立大学の総合大学トップは南山大学といっても過言ではないでしょう。関東地方と近畿地方の主要私立大学を除けばほぼトップクラスといっていいでしょう。さすがは愛知県の名門私立大学です。
では総合順位です。
総合順位
第1位 | 南山大学 |
第2位 | 西南学院大学 |
第3位 | 東北学院大学 |
第4位 | 北海学園大学 |
このような結果となりました。
東西南北の首位は南山大学となりました。ただどの大学も各地方では有力大学とされているのである程度の実績を出しています。地域の有力校として今後も活躍してほしいです。
今回は以上となります。
ここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。